Lindy hopとBlack Lives Matter

 

Lindy hopperの皆さん まだまだコロナコロナでダンスに行けない日々が続いていますが、感染症以外にもみんなで向き合わなければならない問題があります。

最近よくニュースにでる黒人差別問題 「Black Lives Matter」 海外の人種問題だし、日本人には関係ないよね? そんな簡単な話ではないのです。

私たちの大好きなLindy hopとJazzはアメリカ黒人のカルチャーをルーツにもちます。 400年も昔に奴隷として虐げられ、自由を奪われ、その悲しみや生命力から生まれた音楽などの黒人文化は彼らの財産、アイデンティティです。 しかし時代は変わっていっても、奴隷時代からの差別は無くならず、彼らの文化は利用され、奪われ、さらにはヘイトクライムなどにより命までも脅かされています。

『アメリカで生まれたカルチャー』という部分も含めて好きな日本人の私たち。 Lindy hopはアメリカの黒人たちが生んだ文化的遺産だということを再認識する必要があります。 そしてそれを楽しんでいる以上、黒人差別は私たちに無関係な話ではないのです。

私も最近までこの問題について考えることはありませんでした。 先日アジアのダンスコミュニティでBlack Lives Matterについて話し合う機会があり、それを機に色々調べるようになりました。あまりの闇の歴史にショックをうけました。 また現在黒人ダンサーが少ない理由も、差別による貧困であるということが信じられませんでした。 何も知ろうとせず、ただ黒人音楽、ダンスが好きということは逆に黒人達を苦しめ、虐げている側に加担することになると考えるようになりました。 ブラックカルチャーを愛する者として、リスペクトの方法を見直す必要があるのです。

Swingin BARRELHOUSE RecordsはLindy hopにフォーカスしたレーベルであり、ブラックカルチャーを表敬していきます。 Black Lives Matterを支援し、日本人のダンサー、リスナーに黒人差別問題への意識を広げる活動、それに伴い今後、音源販売、イベント運営などの活動で得られた利益の一部をFrankie Manning Foundationと全米黒人地位向上協会(National Association for the Advancement of Colored People, NAACP)に寄付していきたいと思います。

NAACPは1909年に設立された、アメリカでも最大規模の公民権運動組織です。 黒人だけでなく人種差別に関する人権問題と闘っており、かつて大戦中アメリカの日系人差別にも立ち向かった歴史があります。

Frankie Manning FoundationとはLindy hop大使として生涯を捧げたフランキー・マニングの価値観に基づき、ダンスと音楽の歴史の継承、ダンサーの多様性と相互尊重を推進する団体です。 その支援活動のひとつに、Cleveland Junior Jitterbugsというのがあります。 オハイオ州クリーブランドにて、経済的な事情でダンスを習うことが出来ない子供達を対象に無償でダンスレッスンなどを行なっている青少年育成プログラムです。 私はこのプログラムに寄付することで、貧困層にある黒人家庭の子供達が1人でも多く犯罪に手を染めず健全に育ち、ダンサーとしてフロアに戻ってくることを願います。

ダンスや音楽はハッピーで楽しいものであり、そこに難しい問題を持ち込むなという意見もあるかと思います。 ですがその音楽やダンスがどういった背景をもって出来たものかを知ることは、必要最低限の礼儀ではないでしょうか? 少なくともLindy hopが好きならば、これを機に黒人差別問題について、一緒に考えていきましょう

 

Swingin BARRELHOUSE RecordsはBlack Lives Matter支援キャンペーンとして、
Asian Golden Swing Quartet『Swing it out』をキャンペーン価格¥1000(税別)で販売します。
その利益の100%をFrankie Manning FoundationのCleveland Junior Jitterbugs、NAACPに寄付します。
限定100枚です。
また今後、イベント再開した際にはチャージの一部を寄付するシステムも検討中です。
ぜひLindyhopper、Jazzファンとして支援活動に参加してみて下さい。行動してみることが大事です。
よろしくお願いします。
Online shop
https://swingingbh-rec.stores.jp/items/5efbf44d4adba07651a43533